こんにちは、チーム・カノバの岡崎です。
実践者向けの『ファシリテーション入門講座~参加者の力を「引き出す」ワークショップの場のつくり方~』全3回講座。
前回に続き、2021年7月9日に開催された第2回「問いのデザイン」のレポートです。
- 第1回レポート「場づくりの基本」はこちらから
「問い」の効能とは?
第二回は「問い」がテーマです。
ワークショップの場をつくる上で外せない要素が「問い」や「問いかけ」です。
「問い」は一見目立たない存在です。ですが、どういう「問い」を設定したり「問いかけ」をするかがワークショップの出来を左右します。
実はそんな大事な「問い」なのですが、こうすればよい問いができる、という絶対的マニュアルもないのも事実。
今回の講座ではまずは「問い」について日常の様々な場面での例を出しながら
問いの効果的な活用方法について学んでいきます。
まずは参加者同士の持ち物について問いあいをするというロールプレイを交え、問いを体感していきます。
「問い」が変わるとワークショップも変わる?
さらに前回同様、参加者それぞれが運営する場のワークショッププログラムを題材にして実践的に問いづくりを学びます。
どんなプログラムであれ、意識していてもしていなくてもすでに「問い」は設定されています。ただし普通はそのことに気づきません。
まずは、これまで意識していなかったそれぞれのプログラムの背景にある「問い」を浮き彫りにします。
ではその「問い」を意識的に変えるとプログラムはどうなるでしょう?
今回は参加者同士でブレインストーミングならぬトイストーミングで「問い」を出し合いました。
ゲーム感覚でできるようにカノバオリジナルのトイだしカードもつかってみたところ、他者からの視点で自分では思いつかないような思わぬ「問い」がたくさん誕生。
「問い」が変わることでプログラムは全く異なるものに変化しうる可能性が実際見えてきてきました。
最後に皆で出し合った「問い」の束をプレゼントしあい終了。
参加者の声 & 次回は….
参加者の方からは「まさにどんぴしゃり。今回みんなに考えてもらった問いが今後のワークショップづくりのヒントになる気がする」という声をいただきました。
この場で生まれた問いからどんな新しいワークショップの場がうまれてくるかと思うとワクワクしてきます。
さて、次回は早くもいよいよ最終回です。総集編として学びを振り返ることが出来るよう企画を考え中です。