チーム・カノバの岡崎裕史です。
前回の問い講座01のテーマは「その人が、どんな「問い」を発しているのか?」。
その問いに注目してみると、その人を表している性質・興味・価値観などに気がつきやすくなる ということを紹介しました。
今回は、その続編になります。
人は『問い』の中でしか何かを考えることができない
なぜ、その人の発する問いを知ることが、その人のことを知ることになるのでしょうか?
それは、人は『問い』の中でしか何かを考えることができないから です。
「本当にそうなの?そんなことないでしょう」
「必ずしもそんなことないのでは?」
と、感じるかもしれません。
でも、ここでちょっと考えてみて下さい。
「問い」を持つことなく、何かを考えることができるでしょうか?
… … …
… はい、いかがでしょうか?
つい先刻、考えてもらったときに「本当にそうなの?」とか「どうなのかな?」などと、心の中で思われたのではないでしょうか?
つまり、「本当にそうなの?」という問いがなければ、本当にそうなのかどうかすらも考えられなくなります。
… まだピンとこないかもしれません。
このことは、日常の中でほとんど意識されていないことです。
人間は、1日に4万回~6万回の思考をしていると言われています。
つまり、人は頭で意識をしなくても、心の中は何かしらのつぶやきを行い、その中で多くの「問い」とその「答え」になることも考えています。
それは、注意深く自分の心を観察してみるとわかります。
常になにかしらの思いや言葉が心に浮かんできていることに気づくでしょう。
あなたの持っている問いが人生をつくる
ここからが大事なポイントです。
上記の点をふまえて、少し視点を変えてみると、どんな「問い」を持っているのか?ということに 心は支配されている という見方もできます。
例えば、
「どうすれば、楽をしてお金持ちになれるだろうか?」
という問いを無意識に考えている人が あなたの知り合いでいるとします。
その人は、普段どんな言葉を発しているでしょうか?
例えば、
- 「あー、もっと楽で給料のいい仕事はないかなぁ?」
- 「宝くじで3億円当たらないかなぁ?」
- 「どうすればあの人みたいな玉の輿に乗れるだろう?」
きっとそのようなことを、日々の中で無意識に当たり前のように口にして、頭の中でその関連のことを問い続け、考え続けているはずです。
それが、一つ一つが積み重なってやがて思考のクセとなり、行動となり、現実となって、その人の人生を形作っていきます。
ある意味、
あなたがどんな「問い」を持って生きているかが、あなたの人生をつくっている
ということになります。
富士山の山頂に登ることができる人は、みな
「どうすれば、富士山の頂上までいけるだろうか?」
という問いを持ち、準備や計画をした上で登頂しています。
何も考えずふらふら散歩していたらある日、富士山の頂上についたという人はいません。
世界の名だたる偉人の行動を振り返ってみても、
「どうすれば、人間が空を飛ぶことができるだろうか?」
という問いを探求したライト兄弟は、のちに飛行機を発明しました。
「もし光に乗ることができたら、一体どう見えるのだろうか?」
という問いを探求したアインシュタインは、のちに相対性理論を発見しました。
「なぜリンゴが下に落ちるのだろうか?」
と、問い続けたニュートンは、のちに万有引力の法則を発見しました。
偉人ではなく、普通の一般人でも
「どうしたら食いっぱぐれのない安定した人生を歩めるだろう?」
という「問い」を持つ人は、公務員を目指す傾向が強そうですし、
「どうしたら自分の感覚を大事にして、生きることができるだろう?」
という「問い」を持つ人は、公務員には興味を持たず、フリーランスやデザイナーなどを目指す傾向が高くなるでしょう。
このように、その人がどんな「問い」を根底に持つかということは、その人の人生を方向づけて、人生のイベントを形作っていきます。
問いのアップデート=人生のアップデート
ところが、問題はそれほど影響力を持つ「問い」の存在を意識している人が、実際にはあまりいないということです。
多くの人は、いつしか無意識に「問い」を持ち、無意識にその「問い」の影響を受けつつ、流されてしまいます。
すべての人が自らの根底の方にある「問い」を意識して、場合によってはその「問い」を入れ替えたりアップデートしていく。
この作業を、定期的にやっていく必要があるのではないでしょうか?
そうすれば、問いのアップデートと共に、人生そのものもアップデートされていくはずです。
では、普通に暮らしていたらなかなか知りえないその「問い」を、どうしたら知ることができるでしょうか?
それはまず、自分の人生を振り返り、その物語を観察しながら「私の根底にある問いはなんだろうか?」と、静かにゆっくりと自分に向き合い問うていかねばいけません。
え?そんなことは到底できそうにありませんか?
そんな人には、カノバが開催している「beの肩書きワークショップ カノババージョン」をおすすめします。
実は、カノバがやっている「beの肩書きWS」では、beの肩書きを作るだけではなく、その過程で自分が持っている「問い」自体も知ることができる 1粒で2度おいしいワークになっています。
ですので、自分で自分のなかの「問い」をどうやったら見つかるかわからない方や、
ワークショップの場の力や他者の力を借りることで短時間で自分の「問い」を知りたい方は、
このbeの肩書きワークショップ(不定期開催:次回は秋頃開催予定)に参加していただくのもいいかもしれません(笑)。
(チーム・カノバ 岡崎祐史)