こんにちは、カノバの野田です。
新規開所する三原市のデイサービス「暮らり」の代表 橋本さんよりご依頼いただき、【「暮らり」らしい仕事のしかた】を考えるチームづくりワークショップを、2021年12月19日に実施しましたので、様子をレポートします!
5月に開設するデイサービス「暮らり」のチャレンジ
5月開設に向けて準備を進めている「暮らり」は、介護と暮らしの分断が生まれてしまっている現状に課題感を持ちながら、ケアをハブに地域課題の解決に取り組むという、まちづくりの視点も合わせ持った新しいチャレンジです(詳しくは橋本さんのnoteご参照)。
橋本さんは「暮らり」を今回起業すると共に、拠点となる古民家をリノベーションしている真っ最中。
「暮らり」チームは、全員で5名。
チームメンバーは、今回が、ケアについて皆でしっかりと話す初めての機会とのことで、橋本さんとカノバでプログラムを色々と事前に練り、当日のワークショップを迎えました。
「私たちが大事にするケアって?」みんなで言葉にしてみたい!
橋本さんからのオーダーは、『チームみんなで「自分たちが大事にするケアって何だろう?」ということを話したい』ということでした。
デイサービスとは、ひとりひとりの人に向き合い、どう関わっていくのか良いのか、考え続けていくこと。
「徘徊って悪いことなんだろうか?」
「転倒って悪いことなんだろうか?」
….等々、橋本さん自身も日々、正解の無い問いを考え続けているそう。
今回、新しいチームが立ち上がるにあたり、誰か一人が決めるのではなく、
メンバーひとりひとりの言葉から、わたしたち「暮らり」が大事にすることを考えていけるよう、ワークショップも組み立てました。
関係性を深める ~カードゲームや質問を使いながらお互いを知る
チームづくりの一番の土台は、メンバー同士の関係性であるとカノバは考えています。
チームメンバー5名は、全員で顔を合わせたのも今回が3回目。
まだお互いのこともよく知らないということでしたので、ワークショップ前半は、関係性をより深められる構成に。
カードゲームや質問を用いて、ひとりひとりの価値観、大事にしていること、好きなこと、夢中になってしまうこと等をシェアして、お互いの理解を深めるていきました。
「こんな共通点があったんだ!」
「それは知らなかった!」
など、笑顔で大いに盛り上がり。
みなさん、お互いの新しい一面を発見したようでした!
「暮らり」でどんな風景をみたいか?ワークショップ
ワークショップ後半は、「暮らり」での未来のデイサービスがどんなものになるといいか、具体的な風景をイメージしシェアするところから。
その後、何を大事にしていくとそうなるのか、キーワードをあげていくという流れに。
最後は、キーワード同士の相関関係を図示しながら、メンバーみんなの認識を共有していきました。
最後に
最後は、ひとりひとりが、自分自身と「暮らり」が重なるところ、ケアで大事にしたいと感じたことをシェアしながら終了。
みなさん、たくさん笑いながら、「そうだったんだ!」「なるほど…」と新たな気づきもあったよう。
橋本さんからは、
「ひとりひとりの特性は異なりつつも、大事にする価値観を確かめ合うことが出来ました!この時期に出来て良かったです!」との感想も頂きました。
私自身、メンバーのみなさんの前向きな姿勢と、本質的に大事にすることが自然と収斂していく様に、「暮らり」に集まるべくして集まったメンバーなんだなぁと、感動をしてしまいました。
「暮らり」は前例のない介護のありようを追究していく団体でもあるので、こうやって対話を大事にしながら、皆でひとつひとつ丁寧に価値観をつくりあげていくことこそが、本当のチームの力になっていくんだろうなぁと感じています。
事業もチームづくりの仕方も新しいチャレンジをしていく「暮らり」の今後の展開と成長に期待しつつ、これからも応援をしていきたいです。
今回は機会をいただき、本当にありがとうございました!
(チーム・カノバ 野田直子)