こんにちは、チーム・カノバの岡崎です。
10月28日に、場づくり支援として福山市立大学の授業の1コマで、研究テーマのアイデアだしのワークショップを行いました。
今回の目的は、学生さんたちが研究していくテーマをグループで決めていくこと。
生徒さん同士、まだお互いよく知らない状態ということだったので、まずは自己紹介的にチェックインからスタートしました。
納得したテーマを選ぶために「問い」を深める
その後は「問い」にこだわるカノバならではの段階的に「問い」を深めながら、付箋を使ってアイデア出すワークをしてもらいながら対話をすすめていきます。
「問い」についてちょっと説明すると、いきなり「研究したいテーマは?」というお題で話しても、問い自体が抽象的なため、なかなか良いアイデアがでにくくなります。
また、それでアイデアをだして決まったとしても、十分にアイデアが引き出されていないことが多いので、結局は「誰か声の強い人が言った」とか「最初に誰かが言った案でなんとなく決まった」とかになりがちです。
その場合、なにが起こるかというと「自分は本当は興味ないテーマだったけども、なんとなく決められてしまった」と感じて、そのテーマについて調べる気にもならなくなる、ということが起こりやすくなります。
ようするに、テーマに対して「他人事」な感じなるので、やる気がおきにくい ということです。
やる気を促進させるテーマの設定
一方で、参加者全員が納得感のあるプロセスを経てテーマが決まった場合は、「自分も納得の上、選んだ」という感覚があるので、各人が主体的に動きやすくなります。
そうすると、その後の調べる内容や発表内容の質も自然と高いものになりやすいのではないでしょうか?
カノバでは、その”場”に流れる力を活用して、
楽しくて、納得感があり、さらに質の高い結果を出していく
常にここを目指した場づくりを意識しています。
今回のワークショップでは、それぞれのチームで対話が起こり、納得のいくテーマも決まり、最後は多くの学生さんに「楽しかった」と言ってもらえました。
あとは、今回決めたことがこれからどのような研究につながっていくのか。
これからも、あたたかく見守りたいと思います。
(チーム・カノバ 岡崎裕史)