開催レポート:尾道自由大学祭に出張講座「人間らしいってどういうこと?」

尾道に出張して対話の場を

こんにちは、チーム・カノバの長嶺です。
今回は、福山市の隣の尾道市に出張してのトイノバレポートをお届けします。

8月24日(土)に、尾道市土堂2丁目にあるコワーキングスペース・onomichi shareにて、
年に1度の尾道自由大学祭が開催されました。

この尾道自由大学祭の講座の一コマで、チーム・カノバが対話の場・トイノバを行いました。

 

【終了】尾道自由大学祭2019にチーム・カノバが出演します

 

興味深い講義&出店が盛りだくさんの学祭

毎年、その年ごとにテーマを掲げて開催している尾道自由大学祭。

2019のテーマは、なかなか壮大なテーマでした。題して、

 

人間らしくてイイじゃない

 

このテーマを軸に、われわれカノバも、これに付随した講座テーマを用意ました。

「人間らしくてイイじゃない」にちなんで、

 

「人間らしいってなんだろう?」

 

これを対話のテーマに設定し、いつもとはちがった自由大学祭バージョンのトイノバを展開することに。

 

 

学祭のオープンは10時からですが、9時からは関係者だけの開会式がスタート。

冒頭に尾道自由大学の校長・中村さんと教頭の小川さん・事務局の高野さんの思いとともに、それぞれのお店や講座の紹介が進みました。

 

気になる講座の第一弾は、中村校長とDISCOVERLINK Setouchi代表の出原さんのスペシャルトーク・失敗しない結婚学。

 

 

朝の10時半からとは思えないほど、とっても濃密な講座に。それぞれが持つ結婚学が、ざっくばらんに語られていきました。

この後は、お昼をまたいでチーム・カノバの出番です。

 

トイノバ・自由大学祭特別バージョン

これまで福山市を中心に活動してきたチーム・カノバですが、正直、尾道に集まった人に、カノバの存在がどれだけ知られているだろう?という心持ちでした。

講座の開始時には、これまでのカノバの活動や、トイノバの概要を説明していくことに。

 

 

学園祭やお祭りの場で対話のワークショップをすること自体、きっとめずらしいことでしょう。

「どれくらいの人が対話に参加してくれるだろう…?」と、若干心配な様子でアナウンスしてみると…

 

 

なんと、15名もの人が集まりました!

この人数ならば、予定通り2チームに分けてトイノバが遂行可能です。

 

今回は、自由大学祭・特別バージョンとして、人間らしいってなんだろう?以外のサブのテーマも用意してきました。

それが、この「補助の問い」です。

 

 

基本はメインテーマで対話を進めていきますが、途中、もし話に詰まってしまった時に、この補助の問いをめくると、そこに新たな話題を得ることができます。

つまり、こまった時の御札的な効果

 

気になる補助・サブのテーマですが、

 

「人間らしくない人」ってどんな人だろう?
赤ちゃんとダメおやじ、どっちが人間らしい?
「人間らしさ」が活きる職業は?
自分のことをどんな時に人間らしいなと思う?

 

などなど、補助の問いとはいえ、それぞれ一つの問いだけでも、十分語っていけそうなものばかり。

問いが味わい深いものだと、自然と対話も深まっていきます。

 

 

全ての補助の問いをめくる必要はありませんが、人間の心理として、残ったものがあるとめくってしまいたくなるもの。

結果的に、2チームとも全ての補助の問いをめくって、対話を終えることができました。

 

アイスブレイクで和やかな雰囲気に

自由大学祭のホームページやFBページなどのお知らせのおかげもあって、無事に対話の講座を終えました。

 

…少し話が脱線しますが、カノバが行うワークショップでは、必ず毎回「チェックイン」と「チェックアウト」時間を設けています。

これは、その場に集まった参加者同士の気持ちの調整のために、会のはじめと終わりに、今の自分の状態や気持ちを共有していく時間です。

 

一例をあげると、

  • 「呼ばれたい名前」
  • 「いま現在の気持ち」
  • 「最近あった良かったこと or 最近ハマっていること or 私はなぜここにいるのか etc」

などを、全員が一言ずつシェアし合っていきます(話したい人順で)。

 

 

これを経ると、初対面同士の緊張感を解いたり、話しやすい雰囲気を作るアイスブレイクの効果が生まれます。

 

例えば、「最近あったよかったこと」のような、誰も傷つけないうれしかったことを話すと、自然と周りが笑顔になって(ときには拍手も起きたり)その場の雰囲気があたたかくなったり。

ワークショップ以外でも、ミーティングのはじめに最近あった良かったことを話すことで、会議の中でプラスの意見が出やすくなったりするので、他の場面でも応用してみてもいいかもしれません。

 

 

個人的に、今回のワークを通じて、対話を軸にしたワークショップは、尾道に集まる人たちと親和性が高いように感じました。

尾道が文学の町だということと、移住者の受け入れ拠点になっていることも理由の一つかもしれません。

 

…いずれにしても、尾道自由大学祭バージョンのトイノバに参加してくれた人たちが、楽しんでくれたようで安心しました。

来年、2020年の尾道自由大学祭の開催も、楽しみにしていたいと思います。

 

 

*イベントの様子は、下記のインスタグラムにも載っています

 

インスタグラム【#尾道自由大学祭】はこちら

 

画像出典:#尾道自由大学祭より

 

 

カノバでは、場づくり支援の活動として、場を活用する地域の主体となる人を募ったり、活用のアイデアを共につくって、実行するプロジェクトをお手伝いしています。

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(チーム・カノバ 長嶺 充)

 

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