福山市の大学に場づくりの支援
こんにちは、チーム・カノバの長嶺です。
7月30日(火)に場づくり支援の一環として、
福山平成大学にて「学生トイノバ」を行いました。
福山平成大学は、94年に設立された経営学部や福祉健康学部、
看護学部や健康スポーツ科学科などを学ぶことができる私立大学です。
構内には、大学関係者でなくとも利用できる大学食堂・学食もあります。
大学構内・キャンパスの中は、広い芝生と綺麗な木が立ち並んでいて、
気持ちの良い空間が広がっていました。
(大学HPはこちら↓)
大学生+教授のトイノバ
今回の場は、以前トイノバに参加していただいた
福山平成大学の教授の方にお声がけいただいて、実現しました。
参加メンバーは、福祉健康学部のゼミの学生数名と教授と司会進行を含めた計8名。
このメンバーで、空いていた教室を借りてトイノバを行いました。
それぞれが選んだトイカードを机の上に並べていき、
「どうしてその問いを選んだのか?」
その理由を、全員で共有し合っていきます。
そこから、本日のお題となる一つの問いを投票式で選考。
その結果、選ばれた今回の問いはこちらです↓
【どうすれば、日々を機嫌よく生きることができるのか?】
まずは問いに対する問いだしから
トイノバでは、毎回すぐにその問いを深めていかずに、
まずは、その問いに対する”問いだし”を挙げていきます。
今回は、なかなか鋭い問い出しが上がってきたので、下記にその一部紹介してみます。
= = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
- 機嫌よく生きると、どんな良いことがあるのだろうか?
- 機嫌とは、つまり自分目線?他人目線?
- みんな一体どこからが「機嫌が良い状態」だと感じているのか?
- 機嫌は朝や晩など、時間帯によっても変わるのでは?
= = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
お題となる問いに対する問い出しが終わったら、
次は、問いを深堀りしていきます。
それぞれが思ったこと・考えたことを発言し、
さらにその考えから派生した自分の考えが深まっていく。
その結果、自分一人ではたどり着けなかった発想や考え方に近づいていける。
これこそ、トイノバの醍醐味の一つです。
いろいろな意見が上がってきましたが、
今回のトイノバから出てきたキーワードの一部を紹介します。
= = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
- 機嫌とは、他者への反応でわかるもの
- 家族や友達の機嫌が良いと、それは自分にも返ってくる
- 機嫌は良いときよりも、悪い時の方が意識をする
- 機嫌の悪いマイナスのエネルギーは、プラスな創作活動に転じればいい
= = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
全員で問いを深める=集合知の結晶
はじまる前は、全員午後からテストを控えているとのことで。
「これから、どんなこと・対話がはじまるのだろう?」
と、いう若干緊張気味な雰囲気でしたが…
いざはじまってみると、同じゼミの仲間ということもあり、
それぞれの思いの込もった意見が出てきました。
学生でも大人でも年齢に関係なく、
「良い関係性」と「適切な設定・環境・問い」が備わっていれば、
良い場は生まれるのだなと、再確認できた時間となりました。
トイノバには、それまで限界だと思っていた見方や考えがアップデートされる集合知の要素があります。
「同じ考えを持てて、一気に仲良くなれたように感じた」
「温泉に入った後のような心地よさがあった」
ときどきこんな感想もいただきますが、対話が終わったときには、
「同じ釜の問い」を共有してきた人同士の、
不思議な一体感が芽生えることもあります。
出張式の場づくり支援、お伺いします
- 「場所・スペースはあるから、何を新しいことをやりたい」
- 「みんなで一緒に盛り上がることをしたい」
もしこんな悩みをお持ちの方がいれば、
カノバでは、場の活性化のお手伝いをおこなっています。
カノバでは【場づくり支援】として、
場を活用する地域の主体となる人を募ったり、
活用のアイデアを共につくって、
実行するプロジェクトのサポート・ファシリテートを行っています。
出張先は、福山市外を問いませんので、
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。
(チーム・カノバ 長嶺 充)