チーム・カノバの岡崎です。
アイキャッチの写真は、これまで読んできた「問い関連の書籍」の一部です。
チーム・カノバを結成する前から、日常的に「問い」について考えてきましたが、
「チームの問いづくり代表として、『問い』について何か書いてもらえませんか?」
と、メンバーから指摘されて、今回、記事をしたためています。
「問い」には人のエッセンスが詰まっている
前々から「”問い”をテーマに、一つ記事を書いてみよう」と、思っていましたが、じっくりと書けていませんでした。
その理由として、
振り返ってみると、そんな連続だったように思います。
なので、まとめようと思ってもできないものはあえて「まとめない方針」のまま、思い切って書きはじめてみます。
その第1回目となる「問い」のテーマは、
【その人のことを知りたければ、その『問い』を知るべし】です。
例えば、好きな人ができると、自然とその人のことを知りたくなるものです。
あるいは、一緒に活動するメンバーの性格や性質を把握しておくと、仕事を円滑に進めることができます。
そういうときに、その人がどんな「問い」を持っているか、
または、どんな「質問」をしているかに注目してみると、いろいろなことが見えてきます。
「問い」から見えてくるその人の性質
もう一つ例えを出すと、ミーティングに遅刻して来た人がいたとします。
そこで、先に待っていたメンバーが、遅刻してきた人に対して、
「どうしてミーティングがあるとわかっているのに、遅刻してくるの?」
と、はなから責める口調で、その人に問うたとします。
「このやりとりから推測できることは、一体なんだろうか?」
と考えていくと、これだけでいろいろなことが見えてきます。
おそらく、この問いを発した人は、基本的にはまじめな人でしょう。
そして、あたりまえですが「会議に遅刻してくるのはよくないこと」という価値観をもっているはずです。
また、いきなりこの質問をするということは、相手がそれなりの事情があってやむを得ず遅刻したかもしれないことをイメージすることができない、あるいはその余裕がない状態になってしまっています。
もしも、相手の背景を知る気がないのであれば、対話の能力が低い可能性もあります。
なので「この先もお互いの認識のズレが起こるかもしれない」という予見ができます。
また「自分は絶対に正しい」という視点から相手を責めたとすると、
この人は「遅刻するのはよくない」という価値観以外にも、
「〜しなければいけない」とか「〜してはいけない」
という価値観を持っている可能性があります(例えば「物事を途中で諦めてはいけない」 等々)。
こんな感じで、
その人を表している性質・興味・価値観などに、気がつきやすくなります。
まとめないつもりで書きはじめてみましたが、どうにかまとめられたでしょうか。
次回は、もう少しこのテーマを深掘りしてみようと思います。
(チーム・カノバ 岡崎)