こんにちは、チーム・カノバの野田直子です。
2021年2月20日、UMEプロジェクトを進める髙橋さんよりご依頼を受け、チーム・ビルディングのご支援を行いましたので、その様子をレポートします。
UMEプロジェクトは、地域の子育て見守り拠点として、学校でも学童でも学習塾でもない、多様な人と一緒に過ごすことができる場所をつくろうと、空き家リノベーションも合わせて、尾道市浦崎町で2021年1月頃から取り組みを始めています。
詳しくは、UMEプロジェクトホームページ参照。
前半)メンバーの個々人の想いと、プロジェクトの重なりを見い出す
今回は、チーム・ビルディングにあたり、中心となるメンバー3名に集まっていただくことに。
カノバとしては、初めてのチーム・ビルディングのご支援のお仕事でしたが、これまでの様々な場づくりの現場を見てきた経験も活かしながら、カノバの大事にする「温かく可能性の開く」チームづくりに向けたワークショップをご提案しました。
前半は「私×UMEプロジェクト プレゼンワークショップ」として、「何故UMEプロジェクトをやるのか」を、メンバーがより納得した言語化ができることを目的にワークショップ。
チーム・ビルディングにおいては、メンバーが「理念に共感し」「自分が必要とされ」「このチームが居心地がよい」と感じることが、強い推進力を生みます。(参考:コミュニティ・キャピタルの三因子)
この3つの視点を参考に、まずは、プロジェクト目線ではなく、ひとりひとりの背景や想いを言語化した上で、それらとプロジェクトをつなげられることを意識しました。
具体的には、以下の2ステップを踏んでワークを実施。
慣れないワークショップで、最初はメンバーの皆さま全員、かなり緊張をしていらっしゃる様子が見受けられましたが、プレゼンテーションやフィードバックが進むうちに、だいぶ和んできたようです♪
①ひとりひとりのワクワクすること/原体験やストーリー
②ひとりひとりから見たUMEプロジェクトのビジョンとは?
③私とプロジェクトが重なるところは何だろう?
①用紙に書いたことをひとりひとり発表
②共感ポイントなどのフィードバックを贈る
後半)プロジェクトの目指すビジョンを再定義する
前半で、個々人の背景とプロジェクトの重なりを見い出し、プロジェクトに取り組む意味を、ひとりひとりが再確認したところで、後半は、プロジェクトの目指すビジョンを再定義するワークへ。
全員でワークを行うことで、ビジョンを、個人からチームのものへ昇華させることを狙います。
今回は中心となる問いを「UMEプロジェクトは5年後の浦崎をどんな風に変えているだろう?」と設定し、マインドマップを用いながら、ひとりひとりの言葉から連想を紡いでいきました。
後日)フォローアップ
半日のワークショップはあっという間に終了。
「自分の言葉が他の方の連想につながったことが、嬉しい!」
「ずっと考えていたことが、言葉になって、改めて実感が生まれた!」
「改めてUMEプロジェクトに取り組んでいる意味を再確認した」
…..といった感想も頂き、チームづくりに一定お役に立てたかなと感じました。
ただ、チームづくりというのは、終わりのない取り組みです。
3カ月後に、髙橋さんとオンラインミーティングを行い、その後の状況や悩みもフォローアップさせて頂きました。
ハウスは2021年5月にオープン!
その後、チームは色々と変化を経ながらも、ハウスは2021年5月にオープンし、着々と居場所づくりの取り組みを進めていらっしゃいます。(オープニングイベントの様子はこちらから。)
約20名のこどもたちが日々遊びに訪れる場所になっているようです♪ 6月22日には、NHK広島おこのみワイドでも様子が放映されました。
プロジェクトのかたちもどんどん変化しているようなので、カノバでは、チームづくりやプロジェクトアイデア出しのファシリテーションなど、折を見て、またご支援の機会もあるかもしれません。
どんどん発展するUMEプロジェクトの今後も、ぜひチェックしてみてください~!
カノバでは他のチーム・ビルディングのコンテンツも少しずつ開発中です。ご興味のある方は、ご遠慮なくお問い合わせください。
(チーム・カノバ 野田直子)