アイデア・キャンプ2020 新しい発想と対話のキャンプ

こんにちは チーム・カノバの岡崎裕史です。

さて、今回は2020年6月に開催した内輪イベント「アイデア・キャンプ」について、遅ればせながら記事にしてみます。

アイデアキャンプ、個人的におすすめのミーティング手法なので、これを読んで面白そうと思ったらぜひやってみてください。

 

ミーティングを楽しいイベントに?

6月のある晴れた日曜日、福山市に流れる一級河川・芦田川。

この川沿いにある気持ちの良いスペースちゃぷちゃぷランドにて、第2回アイデア・キャンプを開催しました。

 

まずこの、アイデア・キャンプ、聞き覚えのない人もいることでしょう。

一言で表すと「野外で行うミーティング」です(参考図書:アイデア・キャンプ)。

 

野外でミーティングをする、あえて一言で表すとそう言うしかないわけですが・・・

ファシリテーション的にアイデア・キャンプを解釈をするならば、

 

 同じミーティングでも、狭い室内よりも野外でやった方が気分がいいし、いつもよりもいいアイデアが浮かぶかも。

 しかも、チーム・ビルディングにもなるし、一石三鳥で最高かも…!

 

といった見方もできるかもしれません。

 

チーム・カノバでは、ミーティングをするときはいつも「いかに楽しくするか」という所にこだわっています。

例えば、メンバーの誰かが思いついたちょっとしたワークをミーティング内で試したりします。

 

そういう意味で、アイデアキャンプはその発展版といえます。

ミーティングなんだけれども、イベントやパーティーの雰囲気をまとったミーティング

会議・ミーティングというと硬苦しいし「楽しくなさそう」というイメージを払拭するには、おすすめの手法です。

 

実はこのアイデア・キャンプ、カノバでは昨年も開催していまして、その様子はこちら。

会議をキャンプに変えるとどうなる?

 

 

開催したといっても、昨年はチームのメンバーが3人だけだったので、当然のように3人だけで開催でした(少し寂しい)。

3人だけど、頑張ってテントも建ててみました(雰囲気大事)。

でも、屋外でテントを設置するだけで不思議と気分が上がるし、自然といい話ができました。

まだ少し寒くかった時期なので、震えながら食べた昼ごはんはカップ麺のおいしさは忘れません(涙)。

 

さて、あれから1年・・・

チームは4人態勢になり、さらに、今年はチーム・カノバの活動を応援してくれている外部のゲスト3名も参加してくれるということになり、今回は総勢7名でのアイデア・キャンプを実施しました。

 

あなたの生まれてはじめての記憶は?

当日は、テントの設営からスタート。テントができあがると、完全にキャンプ気分になります。

何もしてないけどもう来てよかったという感じになるからあら不思議、人間とても単純なものです(気分大事)。

 

10時半頃からアイデア・キャンプの開始。まずはいつものように、全員のチェックインから。

今回は、それぞれが自分の幼少期の写真を見せながら行うディープなチェックインを試行することに。

「自分が生まれて最初の記憶」をシェアするという濃いテーマを設けました。

こんな話を他人に伝える機会は滅多にないでしょう。これが共有体験となり、関係性も濃いものになった気がします。

 

周りから見たら、何を昼間から河原で話し込んでるんだ?と、怪しい集団に見えたかもしれません。

そしてそうこうしているうちに あっというまにお昼の時間になりました。

 

ランチタイムは、持ち寄りの食材を焼いて好きなものを食べるバーベキュースタイル

昨年のカッブ麺と比べると、ずいぶんと進化しました。参加人数が増えると、食事内容も華やかになりますね。

 

そして、ランチを食べながら参加メンバー同士の良い点について話す「ホメホメワーク」も実施

胃袋も心も、お腹いっぱいになりました。

 

2050年のカノバはどうなっている?

さて、いよいよ午後からアイデア・キャンプの本番です。

え、実はここまでの時間で、まだチーム・ミーティングという意味では肝心の話をほとんどしていないのであった(おいおい)。

 

昼食後、なんだか眠い気もしながらも、木を囲んで椅子を半円状に並べて全員で着席。

 

いわゆる扇形のレイアウトです。ここからは、カノバの今後について、未来の話を対話してみました。

対話はやはりトイノバ方式ということで、まずは問いから決めていきます。

 

 

数ある問いの中から全員の総意で選ばれた問いは…

 

2050年のカノバはどうなっている?

 

という興味深い問いでした。

ちょっと先すぎてイメージできない気もしますが、この問いを囲んで対話を開始します。

 

でてきたのはやはり・・・

  • 2050年にはアフリカとかにもカノバがあるんじゃない?
  • 「ブシドー」という単語に並ぶほど「カノバ」という単語も普及してるのでは?

 

というちょっとSFチックというか、空想的な話が飛び出しました。

そのままそっち方面の話が続くかな?と、思っていると、

 

「そもそもカノバはずっと存続することありきなの?」

 

という問いが飛び出しました。なるほど。これはキラークエスチョンです。

 

 

存続ありきではない在り方

 

「そもそも、組織というのは存続することが前提になってるよね。でも、それって本質的にどうなんだろう?」

という問いかけです。確かにそうだ。カノバだって存続したいから存続しているわけじゃない。

やることに意味が感じられなくなったならば、無理して存続する意味もないわけで・・・。

 

むしろ存続しないことを前提にしたほうが、自然かもしれない。

そうだ。カノバは存続ありきではないのだ。

と、気がついた瞬間でした。

 

 

その後も対話は続き、いろんな意味で実り多い一日となりました。

楽しく、美味しく、有意義と仲間たちと充実した時間をすごせた実り多いアイデア・キャンプとなりました。

 

来年以降、カノバがずっと存続しているか不明だけども、もしも存続していたらまたバージョンアップしたものに挑戦してみたいと思います。

 

(チーム・カノバ 岡崎裕史)