こんにちは、チーム・カノバの長嶺です。
今回は、尾道に出張してキャンドルに火を灯した夜のトイノバをおこないました。
【終了】(満席)10.19(sat)【トイノバ】 vol.6 ~「問い」から始まるダイアログ~ @ ONOMICHI SHARE
会場場所は、尾道自由大学祭が行われたコワーキングスペース
【onomichi share オノミチシェア】にて。
イベント開始は、陽がかげってきた18:30〜
ちょうどキャンドルの灯りが映えはじめる時間です。
今回はキャンドルの他に、もう一つあらたな問いの試みを取り入れました。
問いを決めてから「問いの問い」を選ぶ
対話の議題は、各人に配られた4枚の問いカードの中から1枚だけ自分がテーマにしたい問いを選びます。
数あるカードの中からどうしてその問い選んだのか、トイノバではその理由を他の参加者に伝えながら、全員で本日の問いを選出していきます。
各人から選ばれた問いは上記の通り。
時間があれば、それぞれ一つ一つ吟味していきたい問いばかりです。
この中から選ばれた 本日の問いはこちら。
一番投票数が多かった、
「自分を生きるとは、どういうことか?」
これが本日のテーマになりました。
…と、いつもはここから対話がスタートしますが、今回はここに新しい試みを導入します。
それがこちら、トイトイ(問い問い)カードです。
このトイトイカードには、
- 「人はなぜ、◯◯◯しないのか?」
- 「何がどうなれば、◯◯◯になるの?」
などのフレーズが載っています。
この◯◯◯の部分に、選ばれた問いの言葉を入れてみると、その問いをかみ砕いて考えることができます。役割としては、補助の問いとして機能です。
使い方は、対話を進めている途中で、流れを変えたいときや別の話題に変えたいときに有効利用できます。
キャンドル・トイノバのはじまり
説明が終わったら、電気を消してキャンドルの火だけを灯した夜のトイノバのスタート。
カノバ代表の岡崎がファシリテーターとして場の進行をしつつ、問いを起点にした対話が進んでいきます。
*下記に、参加者が選んだトイトイカードから出てきた言葉を紹介します*
対話の中から育まれたキーワード
上記の問いのフレーズと共に、深い対話が進んでいきました。
海が見渡せる絶好のロケーションの中、今宵対話から生まれた言葉の一部を下記に紹介します。
人の基準に合わせて生きていると、自分を生きることができない
自分が感じていることを人に言えることが、自分を生きることかもしれない
感じていることを言葉にできないにしても、 それに気づいていることが最低条件なのかもしれない
自分の価値観と家族(他人)の価値観がちがうときには、 それぞれがなぜそう思うのかを対話して傾聴し合うことが大切
そもそも、自分が本当に何を感じているのか それを自分自身が知っていくことが重要
小1時間の対話でしたが、「自分を生きるとは、どういうことは?」のテーマから これだけの考えが生まれるとは…
トイノバでは、結論を出すことを目的としていませんが、毎回の対話から多くの産物が育まれます。これぞ、問いと思考の集合知です。
今回のトイノバも、自分一人ではたどり着けなかった新しい考えや、内面の深い気づきが得られる時間となりました。
傾聴することで自分の想いが深まる
注意深く人の話に耳を傾けることを「傾聴」という言葉で表します。
トイノバでは、自分の考えを話す・伝えることよりも 人の話・考えを聴く時間の方が自然と長くなります。
この人の言葉を傾聴していく姿勢から、自分の中の考えがアップデートされたり 深い気づきを得ていくことができます。
今回のようなベランダや屋外でのトイノバはさむくない季節限定になりますが、例外として、焚き火を囲みながら開催することも可能です。
原始時代からの血からか、人はキャンドルの火や焚き火を前にすると、心静かに体や心を委ねることができます。
今回のように、カノバでは福山から出張して開催する対話の場や、場づくりの支援活動を行っています。
- 「うちの職場で対話の場を用意してもらえませんか?」
- 「毎回ミーティングが煮詰まってしまうので、ファシリテーターとして来てもらえませんか?」
などなど、対話の場の相談や場づくり支援についてのご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせのほどお待ちしています。
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E-mail : info@kanoba.jp
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(チーム・カノバ 長嶺)