福祉施設の場の活用
こんにちは、チーム・カノバの長嶺です。
今回はエンタメ投稿ではなく、場づくりレポートをお届けします。
6月13日に、チーム・カノバで福山市千田町にある福祉施設
グループホーム・スマイルさんの場づくり支援を行いました。
スマイルグループは、訪問介護・デイサービス、
ショートステイ、24時間の施設介護も対応できるグループホームなど、
幅広いニーズに対応した介護サービス施設です。
みんなで餃子を作って・食べて・語らう場に
今回の訪問のきっかけは、
「施設所有の台所・トイレ・寝室付きの建物が
あまり使われていないので、
何か新しい取り組みをしたいと思っているんですが…」
という相談をいただいたことから始まりました。
そこから、場の有効利用の方法と実践について、
チーム・カノバとして、場づくり支援にうかがうことに。
相談を受けた際に、
『キッチンが使えるのであれば、第一弾は、
みんなで餃子を作って、食べて、語らってみるのはどうでしょうか?』
と提案させてもらったところ、
「それは面白い取り組みですね、やりましょう!」
という運びになりました。
「いろいろある料理の中で、どうして餃子…?」
と、疑問に感じた人もいることでしょう。
実は、「餃子づくり」と「場づくり」には、
とても良い相性が潜んでいます。
…その理由は、下記の通りです。
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- あまり手間がかけずにおいしく作れる
- 分担して作業するので、仲が深まる
- そこからフラットな関係性がつくられる
- 作ったあとは、みんなでおいしく・楽しく味わえる
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室内なので、バーベキューはむずかしい。
鍋だと、人数が多いと一つの鍋を囲むことができない。
でも、餃子づくりであれば、みんなで分担して作ることができます。
餃子づくりも、リーダーが常に指示をするのではなく、
その場にいるみんなが能動的になることで、
フラットな関わりやすさが生まれます。
そして、それぞれが役割を担うことにとって、
気持ちのよい関係性にもつながっていきます。
普段あまり料理をしない人でも、得意な人にコツを教わって作っていくと、
だんだんと上手くなっていきました。
これからは、家庭で手作り餃子パーティーもできそうですね。
同じ職場のメンバーとその子どもたちが集って、
みんなで作った餃子を話しながらわいわい食べる。
これだけで、場のあたたかみが増していきます。
みんなで作った餃子たち。
包み方によって仕上がりの形に個性(でき不出来)が出ますが、
焼いてしまえば誰が作ったものか紛れてしまいます 笑。
大人も子どもも、楽しく語らいながら食べていると、
あっという間に時間が過ぎていきました。
場づくりのコツ = 光の当て方を変える
いつもと同じ職場のメンバーと共に
普段とはちがった環境の場を囲むだけで、
新しい視点が生まれて、新鮮な気づきが得られます。
片付けが終わった後の振り返りの時間でも、
それぞれが感じたことをシェアする時間を設けましたが、
個人の感想とともに、それぞれが
「よかったこと」「こうしたらもっとよくなること」
を出し合っていきました。
- 「場所はあるけど、何をやったらいいのかわからない」
- 「みんなで一緒にやれることに取り組みたい」
もしこんな悩みをお持ちの方がいれば、
カノバでは、場の活性化のお手伝いをおこなっています。
カノバでは【場づくり支援】として、場を活用する地域の主体となる人を募ったり、
活用のアイデアを共につくって、実行するプロジェクトをお手伝いできます。
興味のある方は、福山市外は問いませんので、
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。
(チーム・カノバ 長嶺)