開催レポート:「組織づくりファシリテーション入門講座」を実施しました(主任ケアマネージャー研修)

こんにちは、チーム・カノバの岡崎裕史です。
2022年5月18日(水)に、「福山市包括支援センター南蔵王・坪生 主催 主任ケアマネージャー研修」として「組織づくりファシリテーション入門講座」を行いました!
今回の講座は「主任ケアマネージャー」の方に向けたものとしてご依頼いただきました。
当日は主任ケアマネージャーになりたての方から歴20年を超えるベテランの方まで、13組織より約30名の方々が参加してくださいました。

主任ケアマネージャーさんは、いろんなカタチのチームの取りまとめ役!


主任ケアマネージャーのみなさんは、日頃から事業所内のスタッフさんとの連携だけにとどまらず、利用者さんやそのご家族、さらには地域の方々と、思いのほか様々な立場の方々とのやりとりや連携を行いながら、お仕事されています。
いわば、日々いろんなカタチのチームに所属しながら、その中でリーダーであったり、とりまとめ役であったりするわけです。
日々、様々な価値観を持つ様座な立場や状況から来る要望や思いを受け止めつつも、それを調整してまとめていくのは、簡単なことではないことでしょう。
誰にとっても正解というものはない、こっちを立てればあっちが立たない。それぞれの言い分はわかる、けども両立は難しいなぁ。
そんななかで、
「どうしたら、かかわるすべての人が笑顔になるんだろうか?」
という問いに向き合い続ける立場。主催者の方々と事前の打ち合わせをしながら、主任ケアマネージャーさんの仕事にそんな印象を持ちました。
主任ケアマネージャーさんにとってはチームづくりのスキルも重要

よりよりチームづくり、スムーズな連携づくりの大切なポイントは?


そうした状況を踏まえて、ファシリテーションの入門講座でありながらもファシリテーションを活かすことで、よりよいチームづくり、スムーズな連携づくりのヒントになるべく実践にもつながる講座を意識して組み立てました。
とはいえ今回は2時間という限られた時間ですので、結果的に本当に大切なポイントを絞ったものになりました。
おおまかには
チームづくりの4つの流れとして

1 心理的安全性を高める

2 「なぜ行うのか?」を確認する

3 ゴールと行動イメージを共有する

4 ふりかえり、そして次へ

についてお伝えしました。
また、途中対話体験のワークなども入れ、すぐに試せるファシリテーションのワザや、実践の際のポイントなども具体的にお伝えすることを意識しました。
例えば、

・チームの空気をつくる対話の場の作り方

・意見の対立が生まれたときの考え方

・問いかける際にNGなこと

・ゴールと行動イメージをみんなでつくるワークのやり方

・活動後の「ふりかえり」のやり方

などです。
みなさま熱心に学ばれていました。ご参加ありがとうございました!

講座を終え


今回主任ケアマネージャーさんの置かれた立場を知るにつけ分かったこと。それは、主任ケアマネージャー=すでにファシリテーター、ということです。
仕事で関わるひとりひとりの思いを受け止めつつ、それを大切にしながら様々な連携をとりもつ。これはファシリテーターといってもよいでしょう。
そんな、すでにファシリテーター的な立場の方々が、本格的にファシリテーションの理論や実践のやり方を学べば、きっと役立つはず。
ぜひこれを機会にファシリテーションの使えるところを取り入れていただいて、関係性と生産性を両立した、よりよい職場、チームを作っていってもらえればいいなと感じました。
(チーム・カノバ 岡崎裕史)