プレゼンや対話の中に『エンタメ要素』を取り入れる Part.1

カノバにおけるエンタメの役割

チーム・カノバの長嶺です。
つらかった花粉症がようやく楽になってきたので、やっと春を満喫しています。

カノバのメンバーの中では、CEO(チーフ・エンタメ・オフィサー)という肩書きで活動しています。

これは、日々の暮らしの中でいつも笑いについて考えているということと、
落語から話の伝え方を学ぶ「落語ナビゲーター」の活動をしていることから、チーム内のエンタメ担当という意味で名乗らせてもらっています。

 

 『落語に学ぶ話の伝え方講座』解説/レクチャーしてます

 

しかし、どうして場づくりチーム・カノバにエンターテイメントの要素を取りれているのか?
それは、カノバの基本理念として、

私たちが考える良い『場』には、第一に、その人のありのままの姿が受け止められ、「私はここに居てもいいのだ」と感じられる温かさがあります。

人はそういった「安心・安全」な場が確保されてこそ、次に向かう力を蓄えることができるのだと考えます。

 チーム・カノバ私たちの目指す『場』とは?】を参照

という「安心・安全な場の確保の元に良い場が作られる」ということと関係しています。

その安心・安全な場に、リラックスや緩急を持つ意味での笑い/楽しみ、エンタメ的要素/視点があるのとないのとでは、場づくりにおける何かが変わります

これは、世の中のあらゆる場面においても通用する要素だと思います。

 

真面目な対話をする上で、ときには一切の笑いが必要とされないこともあるでしょう。

それでも、エンタメ的視点や要素に特化した人間(道化のような存在)がチームに一人いるのといないのとでは、その中の雰囲気やムード/和やかさが明らかに変わります。

そういう存在がいることで、だれでも受け入れられる多様性の担保やあたたかな場が構築されるのでは?と、個人的に感じています。

 

  • 「男はつらいよ」の寅さん
  • 「ダイの大冒険」のポップ
  • 「ワンピース」のウソップ


例えていうなら、こんな感じのポジションだと思ってもらえると分かりやすいかもしれません。
…という、こんな拙い説明で少しで分かってもらえたら幸いです。

 

 

話に笑いの要素を入れる効果

前置きが長くなってしまいましたが、今回の記事では「話の中にエンタメ要素を取り入れる方法」を紹介します。

この方法から学べることは、

・発表の場面/プレゼンの引きつけとして

・初めて出会った人との話を盛り上げるきっかけに

・会話や対話の中のくすぐりとして

…といった機会に応用することができます。

話の中に少しでも笑いの要素があると、早くその場に打ち解けることができるのと同時に、かたい雰囲気を和らげることができます。

なので、ぜひ下記の手法をプレゼンや対話の場面に活用してもらえたらと思います。
それでは、早速紹介していきましょう!

 

 

エンタメ取り入れ手法①:話の前にまくらを入れる

落語には「まくら」と呼ばれる部分があります。
まくらは、その演目へ入る導入部分のことを指し、本題の中のむずしい言葉の説明をしたり、自己紹介的な機能も兼ねています。

つまり、聴き手が本題の演目に入りやすくするための導入の作業です。

役割として、聴き手が本編に入りやすい状態にする ほぐしの役割を兼ねています。
分かりやすく言うと、まくらは本題として聴かせたい話の前フリなのです。

このまくらを第一声として、しっかり・スムーズに導入できるかどうかで、そのプレゼンやスピーチが成功すると言っても過言ではありません。

 人間国宝・柳家小三治師匠のまくらに特化した著書

 

上手なまくらを振るコツは、世間で話題になっていることと、自分が話したい内容を関連づけて伝えることです。

例えば、時事性の高いニュースやスポーツ、またはゴシップ的なものでも、その本題と繋がるテーマであれば、まくらとして機能します。

目の前にいる人に、話を聴く気にさせる共通点面白みのある笑い話が入っていれば、しっかりと場のあたためることができるでしょう。

補足:まくらは「話す」のではなく「振る」とよばれます。振るとは、導入部分のまくらでお客さんを「振り向かせる」ことからきていると言われています。

 

 

エンタメ取り入れ手法②:自分の失敗談を紹介する

話を盛り上げる一つの要素として、過去の自分の失敗談を話してみましょう。
他人の話を無許可に話すと問題になる恐れがありますが、自身の失敗談を出す分には問題ないはずです 笑。

一例をあげてみると、

・田舎の父親と久しぶりに長電話で話した直後、会社の課長から電話がかかってきました。その時、思わず課長のことを「パパ」と呼んでしまった、。翌日、課長から変な目で見られていたのは、気のせいではなさそうです…
・中学生の時、バレンタインデー当日に授業中に机の中に手を入れたら四角い物が入っていました。「生まれて初めてのバレンタインチョコ!!」と、授業が終わるまで見れなくてドキドキしていました。授業が終わってそっと取り出して見たら、昨日の給食の牛乳パックでした…

こんな感じで、思わずその情景が浮かんで「クスッ」と笑ってしまうエピソードであればあるほど、聴き手を心をほぐすことができます。

これもまくらと同じように、本題と近いエピソードを話すと、違和感のないスムーズな導入になります。

 

 前回の復習をする勉強会。失敗談も寸劇で紹介できます

 

相手が自分のことをあまり知らない場合、話を聞いてもらえるきっかけとして、笑いには緊張を和らげる作用があります。

話の途中のアイスブレイク的な役割として使ってみても効果的です。

補足:面接の場面では、自身の失敗談を話すことは「失敗→克服→学び・成長」の流れを伝える意味になります。そういう場面では笑いの要素は控えましょう。失敗自体はそのきっかけとして聞いてるだけなので。

エンタメ要素を入れると話が聴きやすくなる

いかがでしょうか?

ちょっと落語の話が多くなりすぎたかもしれませんが 笑、こんな感じで話の中にエンタメ要素を入れてみるだけで、話が伝わりやすくなります。

実際に相手が話を聴きやすくなるのと同時に、自分も心地よく話を進めることができるので、一石二鳥の手法なのでは?と、密かに思っています。

 

 まくらもたっぷり堪能できる寄席演芸場・新宿末廣亭

 

Part.2では、今回の続きのエンタメ要素について紹介します。

それでは、また!

 

(チーム・カノバ:長嶺)